つれづれ日記
2003年4月の日記
桜も今が盛り。。爛漫に咲いている姿は、豪華にて、キュート。その散り際も見事ですが、散った花びらが川面にひらひらと落ちて、水面に浮かんだまま、流され行く様子も、美しく、心惹かれるものです。咲いている姿よし、散り行く様もよし、ゆらゆらと流されていく姿も愛らしいものです。その美しさをフィールド一杯に描いた、上品なお皿が参りました。色鍋島桜流水お楽しみください。
中国の童を「唐子」といいます。(からこ)唐子は遊具や動物と共に描かれていることが多く、どれも、その姿がリアルに生き生きと描かれています。辮髪(べんぱつ)のおじさんとはちがって、唐子の独特のヘアスタイルー案外笑えます。愛らしくて。ここに珍しい唐子が白い猿の尻尾をつかんでいる絵皿があります。なんともいえず、ユーモラスで上手の絵付けが施されています。何を考えて遊んでいるのでしょう。不思議な、そして、面白い絵皿です。
福岡県糸島郡志摩町 二見が浦歌川広重ー画。柳下亭種員ー文。「東海道風景図会」の後編に、この美しき二見が浦の「夫婦岩」が描かれています。絶景の地といわれた、二見の浦。 ますかがみ ふたみの浦にみがかれて 神風清き 夏の世の月 定家この睦まじき夫婦岩の図の小皿がやってまいりました。珍品であると同時に、心和む絵画の如き一品です。