つれづれ日記
2003年5月の日記
このところ唐子づいています。唐子はいろいろな遊具で遊んでいる姿を描いたものが多いのですが、この唐子は蝙蝠を追っています。夕暮れ、家に帰る途中、空中を飛び交う蝙蝠をみつけたのでしょう。長い棒で追いかけています。ちょっとひねた唐子ですが、珍しい図柄なので、ご紹介します。薄瑠璃の縁取りが美しい小皿です。
山の恵み。。季節によって様々な木の実が山を彩ります。アケビ・山葡萄・栗・こけもも・木苺・・・天然の果実は、生りは小さくとも、きっちりとした味があります。酸味・や渋みは甘味よりも勝って、美食に慣れた現代人には口に合わないものもあるようです。その山の果実の王者として珍重されてきたものに柘榴があります。ぱくっと口を開けた熟した果実は、貫禄たっぷりで、姿はヴィジュアル的にも最高です。縁を亀甲模様で囲った柘榴の絵付けの小皿。これを描いた人も、その堂々とした姿にきっと感動したことでしょう。