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つれづれ日記

2003年8月の日記

全6件中、1件目〜5件目を表示しています。

+ 2003年8月1日(金) 藍九谷のだいこん小皿
藍九谷とよばれる皿。

江戸初期から中期にかけてつくられた、まったりとした釉薬の趣のある皿です。

五寸以上が主ですが、三寸までの小皿の中に、逸品と呼ばれるものが
多々あります。

今日、瑠璃を縁にあしらった、「染付け大根」の小皿がやってまいりました。

のびのびとした絵付け、掌にまったりとしたその重さ、大根の根の部分を染付けであしらうなど、粋な計らいが感じられます。

小さい中に光るイマジネーションが感じられます。

堂々とした絵付けをお楽しみください。

+ 2003年8月5日(火) 妖怪の季節
いよいよ梅雨明け。

暑さ全開。

こういう時期になると、きまって、お化け屋敷・怪談話
なるものがあらわれます。

ぞっとして、寒気がするのがいのいのでしょうが、かえって、冷や汗が
出て、心臓にも体にも悪そうです。

昔、闇は得体の知れない恐ろしい世界でした。

そこから発想して、恐ろしい妖怪が生まれたのでしょうが、今持って、
闇は海の底同様、人々にとって恐ろしい世界です。

そこからの使者、妖怪は、不思議と恐ろしいというより、親しみのある存在ですから、不思議なものです。

そこで、妖怪の豆皿の登場。大変珍しく、ユーモアのある妖怪たち。

ちょと涼しくなりましたか?

+ 2003年8月8日(金) カメ犬の図
江戸時代、西洋人と一緒に日本にやってきた犬がいました。

初めて洋犬を見た日本人は、それまで見たことのない、種類の犬に

驚いたことでしょう。

耳がちょっと垂れて、愛らしい姿。

日本を代表する犬としては、甲斐犬・秋田犬・柴犬・土佐犬・・

洋犬は、絵付師達の格好の被写体でした。

この皿は「カメ犬」の皿とよばれていました。

西洋人がこの犬を呼ぶときの「COME/COME」カムカム。。が「かめ」にきこえたからと、言われています

愛らしい洋犬の角皿。

きっと絵のように飾って楽しんだのかもしれません

+ 2003年8月12日(火) はなやか金魚
雨続きの合間に、近くの神社のちいさなお祭りがありました。

久々に浴衣でも着て。。でかけてみると、

ほんとにささやかな屋台がでていました。

綿菓子・ヨーヨー釣り、、そして金魚すくい。

夜店の金魚は、子供の頃からの定番です。

ひらひらと尾をゆらして、狭い水槽の中を、運命をヒトの手にゆだねて
泳ぎ回る金魚に、少々はかないものを感じたのを、子供心におぼえています。

ゆらゆらとゆらめく金魚。。

四角い絵皿の水槽で、いつまでも色あせることなく、ゆらめいています。

+ 2003年8月15日(金) 唐子はお勉強好き
中国の子供・童を描いた小皿はたくさんありますが、
今日手元に来た子は、とても愛らしい。

ちょこんと机の前に座って、お勉強でもしているのでしょうか。

考え事でもしてるのでしょうか。

扇を傍らに置いて、何を思案しているのでしょうか。

目を離せない一枚です。

おもわず話しかけてしまいそうで。

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