つれづれ日記
2003年9月の日記
夏が終わり、季節がかわるころ、稲穂の上を「アキアカネ」が飛び始めます。「夕焼け こやけの 赤とんぼ。負われて見たのは、いつの 日か」「赤とんぼ」の歌にあるように、夕暮れ時、真っ赤に色づいた空と同化して、羽が赤く見えたのでしょうか。トンボはまた、茶道や伝統意匠の世界では、「勝ち虫」ともよばれています。豊穣の稲穂の上を飛ぶことから、そのイメージが充てられたのかもしれません。色萬古の「勝ち虫」。グッドデザインではありませんか?
そろそろ食欲の秋。読書の秋。そして、学生にとって、勉学の秋。「光陰は 矢の如く、学は 成りがたし。。」学問の道に王道もなし。。しかしあきらめることなく、柳に飛びつく蛙の如く、精進せよ、とはよくいったもの。染付けの珍しい絵皿が参りました。「NEVER GIVE UP 」皿の高台にそう書きたい気分です。