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つれづれ日記

+ 2003年4月30日(水) 絶景の一枚ー二見が浦
福岡県糸島郡志摩町 二見が浦

歌川広重ー画。柳下亭種員ー文。

「東海道風景図会」の後編に、この美しき二見が浦の「夫婦岩」

が描かれています。

絶景の地といわれた、二見の浦。

   ますかがみ ふたみの浦にみがかれて
   神風清き 夏の世の月    定家

この睦まじき夫婦岩の図の小皿がやってまいりました。

珍品であると同時に、心和む絵画の如き一品です。

+ 2003年4月25日(金) 唐子と白猿
中国の童を「唐子」といいます。(からこ)

唐子は遊具や動物と共に描かれていることが多く、どれも、

その姿がリアルに生き生きと描かれています。

辮髪(べんぱつ)のおじさんとはちがって、唐子の独特のヘアスタイルー
案外笑えます。

愛らしくて。

ここに珍しい唐子が白い猿の尻尾をつかんでいる絵皿があります。

なんともいえず、ユーモラスで上手の絵付けが施されています。

何を考えて遊んでいるのでしょう。

不思議な、そして、面白い絵皿です。

+ 2003年4月20日(日) 華麗なる桜流水ー鍋島小皿
桜も今が盛り。。

爛漫に咲いている姿は、豪華にて、キュート。

その散り際も見事ですが、散った花びらが川面にひらひらと落ちて、
水面に浮かんだまま、流され行く様子も、美しく、心惹かれるものです。

咲いている姿よし、散り行く様もよし、ゆらゆらと流されていく姿も
愛らしいものです。

その美しさをフィールド一杯に描いた、上品なお皿が参りました。

色鍋島桜流水


お楽しみください。

+ 2003年4月15日(火) 花と蝶と。。
あちこちから花便りが聞かれる頃になりました。

花が大好きな私は、それだけで心うきうきの季節です。

古伊万里の図柄には、たとえば、菊と牡丹が同時に描かれていたり、
椿に蝶々が飛んでいたり。。と季節を問わず、自由な発想に因る
ものも数多くあります。

この一枚のお皿も、桜と牡丹が描かれており、そこに、軽やかでユーモラスな蝶々が飛んでいます。

描き手のイマジネーションと技のひかる一枚です

+ 2003年4月12日(土) 天空の城
古来、中国では、天界・下界・冥府。。と三つの世界が存在するとされていました。

天界の桃園を守る仕事を与えられていた孫悟空が、その桃を食べてしまって、罰を与えられる話もありました。

天の城は神様や貴人のすまいであって、そこに行けるのは、高貴な身分の人たちだけだったのです。

天に通じる橋をわたり、雲上の城に向かう二人の人物。一人はお供の
者でしょうか。

中国の影響を受けた、物語性のある面白い小皿です。


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